CentOSでイチからBB無線ルータを構築した際、ポートを越えてWoL(Wake on LAN)信号を飛ばす方法がようやく分かったのでメモ。…これでいいんだよ…ね?
前提条件
- CentOS 7を2ポート有線LAN+無線LANのマザーボード(MSI製 Z97I AC)にインストールしてBBルータを構築
- 有線LANの1つ目をインターネット側光ケーブルのOSUに接続、有線LANの2つ目と無線LANはイントラネットとして設定
- イントラネットは基本的にdhcpdによるIP払い出し、主要なマシンのみIP固定
- 有線LAN(イントラ)と無線LANは同一セグメント
方法
- /etc/dhcp/dhcpd.conf にて、DHCPにおいてMACアドレスとIPアドレスを固定で紐づける
arp -s <IP address> <MAC address>
としてARPテーブルにおいてMACアドレスとIPアドレスを固定で紐づけるfirewall-cmd --add-port=9/udp
としてWake on LANが使用するポート番号9(UDP)を解放する- Wake on LANするときは対象マシンのIPアドレスとポート番号を指定して送信する(同一ポート上で実行する場合はブロードキャストモードで送信するか、IPアドレスとしてブロードキャストアドレスを指定して送信している筈)。
firewalldでMACアドレス指定の信号をポート間で通すとか、ブロードキャストを通すとかできれば済むような気はしていたのだけど、私の実力じゃ調べきれず、結局この方法で解決できたのでまあ良しとしたい。ポート9(UDP)がフル解放されている気がしないでもないが…うぅむ?
arpテーブルに気付いたのは、対象マシンを止めた直後であればWOLが通るので、もしかしてIPアドレスが誰に割り振られているのか分からなくて迷子になってるんぢゃね? と。マシン停止直後だとDHCPのリースとか生きてるだろうから、その辺を固定化してやればいいんぢゃね? という具合。
なおCentOS 7だとarpではなくip neighを使うべきらしいのだけど、Blogに纏めるにあたり試してみたもののこちらのコマンドでテーブルに追加する方法がうまくできず断念したなど。
本当はWake on LANのマジックパケットの仕組みとかから調べ始めていたのだけど(うまく通過できないから専用のサーバ立ててしまえばいいんじゃね、とか思った)、この辺りって軽くググった程度だとうまく見つかりませんね…? まあ結局無駄なこと調べていたっぽいけど。